バッツ（１）

言わずと知れた我らがFF5の主人公。
でも、特別５が特別好きな訳じゃないけどクリアしたことはある、という人からすると
「バッツって？ああ、あの影の薄い男の子？」みたいな反応かもしれない。
…というか92年の発売時にプレイしたもののゲーム雑誌を読んだり攻略本を買ったりしないプレイヤーには、
”バッツ”と言われてもわかんない人だっているかもしれない。

だって、ゲームに付属する説明書（ペライの1枚！！←ヒドイ）には
”バッツ”なんて単語出てきませんから！もちろんゲーム本編にも！
（確か。手元にもう無いので確認できません。載ってたらコイツあほやなと思ってスルーして）

主人公に好きな名前を付けられるのはいいんです。
そんなゲームはいっぱいあります。
そして主人公に公式な名前がついていないのならそれでもいいんです。
（幻想水滸伝はそのタイプ。だからこそ”ぼっちゃん”だったり、”王子”だったり別名で呼ばれるのです）

でも、公式で一応名前がついているのなら、ちゃんと出してあげて下さいよ～。
攻略本を見なければ名前がわからないなんてかわいそうです。
ただでさえ控えめな主人公なんですから～！！！
じゃないとうちみたいに”スパファミン”なんてセンスの欠片もないかわいそうな名前を付けられちゃいます。。

会話も全部『　』で名前出ませんものね。
かと言ってFFですから主人公＝プレイヤーにはなりませんし。

※流石にGBA版では説明書に名前が書いてありますし、名前決定画面ではデフォルトで”バッツ”の名前が入っています。



そんな主張控えめなバッツさんは主人公でありながら
最初のセリフも最後のセリフもレナ様に譲っています。。。

GBA版のメインイラストでは勇ましいファリス様とそんなファリス様に寄り添うレナ様の傍らで
見張り番のように周囲を見渡している（ように見える）小さなバッツを見て取ることができます。

確かに個性の強い女性達をうまく扱うためには、オレ様！！ではなく、
少し控えめに女性を立てた方がうまくいくかと思います。
そういう意味では昔の熱血漫画の主人公のような鳥頭でありながら、
なんて現代的なキャラクターなんだろうと思います。

バッツがオレ様キャラならFF5の”のほほ～ん”とした穏やかなイメージが暑苦しく変わるでしょうね。
ファリスとは確実に衝突するでしょうし、ギルガメッシュとは本当にライバルになったでしょう。
（今は一方的にギルガメッシュがライバル視しているように見える）
それはそれでちょっと見てみたい気もします。

でもやっぱりバッツはあの控えめな性格だからこそ、
特に嫌われることもなくネタにされつつ、皆から愛されているのだと思います。
”アンチレナ””アンチファリス”は見たことありますが、”アンチバッツ”は見たことありません。
これって何気にすごいことですよね。


…なんか止まらなくなってきたので今日はこの辺で。続きはまた今度。