このブログは続きとなっております。
まずはこの下のブログをご覧下さい。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
■検察からの尋問
※順を追ってではなく、ピンポイントで質問をしていく検事さんだったので、
いまいち全体像が把握できていない部分があります。
通関手続きの際に本物のダイヤの中に人工ダイヤを紛れ込ませていた
という話が出てきます。
そしてそれがバレることなく通過できてしまっていたそうです。
被告人によると真贋チェックをすれば天然か人工かはプロじゃなくてもすぐにわかるそうです。
ちなみに、人工ダイヤ=キュービックジルコニアです。(他の流れの時に言っていました)
キュービックジルコニアって、確かにダイヤに似てますけど、
何となく違うのわかりますよね。(お値段は確実に大きく違う)
なんでバレへんねん!と思いましたが、
なんと通関の職員は”数を数えただけ”だったそうです。
最初は他の共犯者からの指示であったとはいえ、
通関職員が真贋チェックをしていないことを知っていたため、
何度も紛れ込ませていたそうです。
また、国内の架空取引なども行い、
結局国税庁の査察が入ってバレるまで3年半行い続けたそうです。
検察は最後に共犯者との人間関係を確認し、
確かに行き詰っていた時に誘われ流されてしまったとはいえ、
共犯者に弱みを握られていた訳ではないのに3年半も行っていたということは
十分自らの意思で動いた結果であり、被告人に責任がある
というようなことを言って、尋問が終了しました。
さて、ここで重要な問題に気付きませんか?
前回の逮捕時に出た新聞記事にもかかれてませんが、
これって”偽装”ですよね?
いや、私頭悪いんで勘違いなら指摘して下さい。
でもこの検事さんの尋問って、消費税の不正還付ではなく、
それとは別件でダイヤを偽装して取引したということを明らかにするためですよね?
…食品だけでなく、ここでも偽装が行われていたようです。
そして通関職員がチェックをきちんと行っていなかったということがわかりました。
どうなってるの、この国?もっと他にもいっぱいあるんちゃうの?
大丈夫???
…もちろん悪いのは被告人達なんですけど、
通関職員も問題大アリですよね!
書類も商品も偽装されたニセモノなのに3年半も気付かなかったって…。
ちょっと怠慢過ぎやしませんか?!
公務員…ってことは私の払った税金が
彼らのお給料として支払われてる可能性があるってことですよね!
ム、ムカツク!ちゃんと仕事しろ~!!
私なんか選挙権も無いのに、税金だけはたっぷり支払わなくちゃならないってのに!
(日本国籍持ってないので。義務はあるのに権利は無い…)
ほんま真面目に働いて!
■論告求刑
検察側
約3年半もの犯行で、事件合計約2億円もの不正利益を得ています。
昨今、消費税還付の犯行が多く、模倣犯が出やすい事件です。
被告人は実務作業担当者ですが、不正を理解した上で行っていた。
この犯行に不可欠かつ重要な役割で、報酬も主犯の黒田に次いで2番目に多い。
よって、懲役2年、罰金2700万円を求刑します。
弁護側
主犯に命じられたまま行っていただけなので、役割は従犯的です。
また、神戸税関の職員も真贋判定をしなかったという落ち度がありました。
職員が気付けば犯行を防ぐことができた事件です。
今後はちゃんと仕事をして返済すると約束しているので、
執行猶予をつけてくれませんか?
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかりますが、
被告人は”何もありません”と答え、終了。
最終審議だったらしく、次回判決と告知されます。
で、すでに判決は出たはずなのですが、残念ながら仕事始めちゃったので見れていません。
ネットで検索しても出てきませんでしたが、
共犯者の判決が実刑であったらしい記事のなごり(=グーグルさんのキャッシュ)がありましたので、
おそらくこの被告人も実刑だったのでしょう。
金額的に結構大きいので、おそらく主犯の判決結果はどこかに出ると思いますので、
しばらくは神戸新聞辺りをちょこちょこチェックしてみようかと思います。
******************
事件が難しくて私の頭では理解し切れてないので、
わかりにくいレポで申し訳ありません。
色々と勉強になります。
難しいけど、面白い!
ちなみにこの法廷は多少時間オーバーしていたため、
検察側の論告求刑の最中に次の件の検察官が入ってきて私の隣に座りました。
ちょっ…、そこ座るの?やめてよ!むっちゃメモしにくいやんか~!!
ちなみになぜ検察官だと分かったかというと風呂敷を持っていたからです。
(風呂敷は検察官の必須アイテム!マジで持ってますよ!)
この法廷の次の件は「裁判を傍聴してきた(7)」でレポした無銭飲食した人の件です。
検察官と弁護士は変わりますが、裁判官は引き続きタクシュー似の裁判官。
全く休憩する時間のないまま、審議が始まりました。
なので、無銭飲食のおっちゃんの時に厳しい言葉を掛けた時に
”忙しいのに馬鹿なことすんなよな!”って絶対思ってるよ、とか思ってしまいました。
裁判官忙しすぎ!!
こんなに忙しいと適切な判決を下すのが難しくなっちゃわないかな~と心配になります。
え~、長々と6件の公判をレポして参りましたが、
就職して平日の傍聴が出来なくなったため、傍聴記はおそらくこれでおしまいです。
ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました。
逆転裁判にハマっただけの完全素人の上、文章力も無いので
非常に読みにくかったり、認識がおかしかったりするところが多々あったと思います。
かなり自己満足のためのレポでしたが、
少しでも裁判に関心を持っていただけたら嬉しいです。
それではどうもありがとうございました!
まずはこの下のブログをご覧下さい。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
■検察からの尋問
※順を追ってではなく、ピンポイントで質問をしていく検事さんだったので、
いまいち全体像が把握できていない部分があります。
通関手続きの際に本物のダイヤの中に人工ダイヤを紛れ込ませていた
という話が出てきます。
そしてそれがバレることなく通過できてしまっていたそうです。
被告人によると真贋チェックをすれば天然か人工かはプロじゃなくてもすぐにわかるそうです。
ちなみに、人工ダイヤ=キュービックジルコニアです。(他の流れの時に言っていました)
キュービックジルコニアって、確かにダイヤに似てますけど、
何となく違うのわかりますよね。(お値段は確実に大きく違う)
なんでバレへんねん!と思いましたが、
なんと通関の職員は”数を数えただけ”だったそうです。
最初は他の共犯者からの指示であったとはいえ、
通関職員が真贋チェックをしていないことを知っていたため、
何度も紛れ込ませていたそうです。
また、国内の架空取引なども行い、
結局国税庁の査察が入ってバレるまで3年半行い続けたそうです。
検察は最後に共犯者との人間関係を確認し、
確かに行き詰っていた時に誘われ流されてしまったとはいえ、
共犯者に弱みを握られていた訳ではないのに3年半も行っていたということは
十分自らの意思で動いた結果であり、被告人に責任がある
というようなことを言って、尋問が終了しました。
さて、ここで重要な問題に気付きませんか?
前回の逮捕時に出た新聞記事にもかかれてませんが、
これって”偽装”ですよね?
いや、私頭悪いんで勘違いなら指摘して下さい。
でもこの検事さんの尋問って、消費税の不正還付ではなく、
それとは別件でダイヤを偽装して取引したということを明らかにするためですよね?
…食品だけでなく、ここでも偽装が行われていたようです。
そして通関職員がチェックをきちんと行っていなかったということがわかりました。
どうなってるの、この国?もっと他にもいっぱいあるんちゃうの?
大丈夫???
…もちろん悪いのは被告人達なんですけど、
通関職員も問題大アリですよね!
書類も商品も偽装されたニセモノなのに3年半も気付かなかったって…。
ちょっと怠慢過ぎやしませんか?!
公務員…ってことは私の払った税金が
彼らのお給料として支払われてる可能性があるってことですよね!
ム、ムカツク!ちゃんと仕事しろ~!!
私なんか選挙権も無いのに、税金だけはたっぷり支払わなくちゃならないってのに!
(日本国籍持ってないので。義務はあるのに権利は無い…)
ほんま真面目に働いて!
■論告求刑
検察側
約3年半もの犯行で、事件合計約2億円もの不正利益を得ています。
昨今、消費税還付の犯行が多く、模倣犯が出やすい事件です。
被告人は実務作業担当者ですが、不正を理解した上で行っていた。
この犯行に不可欠かつ重要な役割で、報酬も主犯の黒田に次いで2番目に多い。
よって、懲役2年、罰金2700万円を求刑します。
弁護側
主犯に命じられたまま行っていただけなので、役割は従犯的です。
また、神戸税関の職員も真贋判定をしなかったという落ち度がありました。
職員が気付けば犯行を防ぐことができた事件です。
今後はちゃんと仕事をして返済すると約束しているので、
執行猶予をつけてくれませんか?
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかりますが、
被告人は”何もありません”と答え、終了。
最終審議だったらしく、次回判決と告知されます。
で、すでに判決は出たはずなのですが、残念ながら仕事始めちゃったので見れていません。
ネットで検索しても出てきませんでしたが、
共犯者の判決が実刑であったらしい記事のなごり(=グーグルさんのキャッシュ)がありましたので、
おそらくこの被告人も実刑だったのでしょう。
金額的に結構大きいので、おそらく主犯の判決結果はどこかに出ると思いますので、
しばらくは神戸新聞辺りをちょこちょこチェックしてみようかと思います。
******************
事件が難しくて私の頭では理解し切れてないので、
わかりにくいレポで申し訳ありません。
色々と勉強になります。
難しいけど、面白い!
ちなみにこの法廷は多少時間オーバーしていたため、
検察側の論告求刑の最中に次の件の検察官が入ってきて私の隣に座りました。
ちょっ…、そこ座るの?やめてよ!むっちゃメモしにくいやんか~!!
ちなみになぜ検察官だと分かったかというと風呂敷を持っていたからです。
(風呂敷は検察官の必須アイテム!マジで持ってますよ!)
この法廷の次の件は「裁判を傍聴してきた(7)」でレポした無銭飲食した人の件です。
検察官と弁護士は変わりますが、裁判官は引き続きタクシュー似の裁判官。
全く休憩する時間のないまま、審議が始まりました。
なので、無銭飲食のおっちゃんの時に厳しい言葉を掛けた時に
”忙しいのに馬鹿なことすんなよな!”って絶対思ってるよ、とか思ってしまいました。
裁判官忙しすぎ!!
こんなに忙しいと適切な判決を下すのが難しくなっちゃわないかな~と心配になります。
え~、長々と6件の公判をレポして参りましたが、
就職して平日の傍聴が出来なくなったため、傍聴記はおそらくこれでおしまいです。
ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました。
逆転裁判にハマっただけの完全素人の上、文章力も無いので
非常に読みにくかったり、認識がおかしかったりするところが多々あったと思います。
かなり自己満足のためのレポでしたが、
少しでも裁判に関心を持っていただけたら嬉しいです。
それではどうもありがとうございました!
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