今日で李花園6周年だぜ!イェーイ!!
…なんて浮かれている余裕のない李花です。
記念絵、間に合いそうにない…。
ま、どうせ気にしているの私だけだしな。
そんな時間の無い中、コレだけ叫ばせて!!
神戸地裁で弁護士刺される!
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090108k0000e040048000c.html
まるでナルホド君みたいだね…
なんて、バカなこと言ってる場合じゃないですよ!!
神戸地裁って、私が傍聴に通ってたとこですよ!
まあ、通ってたというほど、行ってないけど。
6回ぐらい。
2階に法廷があるので何度も行ったりきたりしたよ!
あそこで人が刺されたなんてショックです。
どの法廷の前なんだろ…。
傍聴してた時にも感じたけど、刑務所に入りたい人って多いんだな…。
ところで、刺された弁護士さん、77歳で現役なんですか。
判事を経て、01年に弁護士登録…って、
弁護士になったの70歳手前…。
基本的に自由業とはいえ、アリなのか。
確かにうちの祖父も80歳過ぎても現役で働いてるけど、
弁護士って…。
流石に記憶力とか諸々衰えてきませんか…?
ちょっと気になりました。
気になりついでに、過去に傍聴した中で判決の気になっていた
消費税不正還付事件の判決が出ていたの発見したよ!
■宝石商消費税2億円不正還付事件 傍聴記
http://rifaen.blog.shinobi.jp/Entry/128/
http://rifaen.blog.shinobi.jp/Entry/129/(続き)
■神戸・宝石業者消費税不正還付:エムケイ貿易社長に懲役3年
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20081226ddlk28040339000c.html
私が傍聴したのは主犯の黒田被告ではなく、
共謀者の1人(傍聴した感じではNo.2っぽい)でしたが、
記者っぽい人が傍聴してたのと事件の大きさから
絶対に記事になると思って、時々チェックしてたのです。
私が傍聴した時点で他の共犯者に判決出てたみたいだし、
私が傍聴した人も9月末で判決出てたはずなのに
結構時間かかりましたね。
判決、12月25日って、
クリスマスプレゼントが有罪判決…って思ってしまった自分が嫌だ。
んー、やっぱり有罪判決だったか。
何も書いてないってことは執行猶予なしってことですよね。
なんだか自分が傍聴した裁判が記事になっていることに
不謹慎ながら少し興奮します。
1つの事件の証人になった気分です。
…なんて浮かれている余裕のない李花です。
記念絵、間に合いそうにない…。
ま、どうせ気にしているの私だけだしな。
そんな時間の無い中、コレだけ叫ばせて!!
神戸地裁で弁護士刺される!
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090108k0000e040048000c.html
まるでナルホド君みたいだね…
なんて、バカなこと言ってる場合じゃないですよ!!
神戸地裁って、私が傍聴に通ってたとこですよ!
まあ、通ってたというほど、行ってないけど。
6回ぐらい。
2階に法廷があるので何度も行ったりきたりしたよ!
あそこで人が刺されたなんてショックです。
どの法廷の前なんだろ…。
傍聴してた時にも感じたけど、刑務所に入りたい人って多いんだな…。
ところで、刺された弁護士さん、77歳で現役なんですか。
判事を経て、01年に弁護士登録…って、
弁護士になったの70歳手前…。
基本的に自由業とはいえ、アリなのか。
確かにうちの祖父も80歳過ぎても現役で働いてるけど、
弁護士って…。
流石に記憶力とか諸々衰えてきませんか…?
ちょっと気になりました。
気になりついでに、過去に傍聴した中で判決の気になっていた
消費税不正還付事件の判決が出ていたの発見したよ!
■宝石商消費税2億円不正還付事件 傍聴記
http://rifaen.blog.shinobi.jp/Entry/128/
http://rifaen.blog.shinobi.jp/Entry/129/(続き)
■神戸・宝石業者消費税不正還付:エムケイ貿易社長に懲役3年
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20081226ddlk28040339000c.html
私が傍聴したのは主犯の黒田被告ではなく、
共謀者の1人(傍聴した感じではNo.2っぽい)でしたが、
記者っぽい人が傍聴してたのと事件の大きさから
絶対に記事になると思って、時々チェックしてたのです。
私が傍聴した時点で他の共犯者に判決出てたみたいだし、
私が傍聴した人も9月末で判決出てたはずなのに
結構時間かかりましたね。
判決、12月25日って、
クリスマスプレゼントが有罪判決…って思ってしまった自分が嫌だ。
んー、やっぱり有罪判決だったか。
何も書いてないってことは執行猶予なしってことですよね。
なんだか自分が傍聴した裁判が記事になっていることに
不謹慎ながら少し興奮します。
1つの事件の証人になった気分です。
このブログは続きとなっております。
まずはこの下のブログをご覧下さい。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
■検察からの尋問
※順を追ってではなく、ピンポイントで質問をしていく検事さんだったので、
いまいち全体像が把握できていない部分があります。
通関手続きの際に本物のダイヤの中に人工ダイヤを紛れ込ませていた
という話が出てきます。
そしてそれがバレることなく通過できてしまっていたそうです。
被告人によると真贋チェックをすれば天然か人工かはプロじゃなくてもすぐにわかるそうです。
ちなみに、人工ダイヤ=キュービックジルコニアです。(他の流れの時に言っていました)
キュービックジルコニアって、確かにダイヤに似てますけど、
何となく違うのわかりますよね。(お値段は確実に大きく違う)
なんでバレへんねん!と思いましたが、
なんと通関の職員は”数を数えただけ”だったそうです。
最初は他の共犯者からの指示であったとはいえ、
通関職員が真贋チェックをしていないことを知っていたため、
何度も紛れ込ませていたそうです。
また、国内の架空取引なども行い、
結局国税庁の査察が入ってバレるまで3年半行い続けたそうです。
検察は最後に共犯者との人間関係を確認し、
確かに行き詰っていた時に誘われ流されてしまったとはいえ、
共犯者に弱みを握られていた訳ではないのに3年半も行っていたということは
十分自らの意思で動いた結果であり、被告人に責任がある
というようなことを言って、尋問が終了しました。
さて、ここで重要な問題に気付きませんか?
前回の逮捕時に出た新聞記事にもかかれてませんが、
これって”偽装”ですよね?
いや、私頭悪いんで勘違いなら指摘して下さい。
でもこの検事さんの尋問って、消費税の不正還付ではなく、
それとは別件でダイヤを偽装して取引したということを明らかにするためですよね?
…食品だけでなく、ここでも偽装が行われていたようです。
そして通関職員がチェックをきちんと行っていなかったということがわかりました。
どうなってるの、この国?もっと他にもいっぱいあるんちゃうの?
大丈夫???
…もちろん悪いのは被告人達なんですけど、
通関職員も問題大アリですよね!
書類も商品も偽装されたニセモノなのに3年半も気付かなかったって…。
ちょっと怠慢過ぎやしませんか?!
公務員…ってことは私の払った税金が
彼らのお給料として支払われてる可能性があるってことですよね!
ム、ムカツク!ちゃんと仕事しろ~!!
私なんか選挙権も無いのに、税金だけはたっぷり支払わなくちゃならないってのに!
(日本国籍持ってないので。義務はあるのに権利は無い…)
ほんま真面目に働いて!
■論告求刑
検察側
約3年半もの犯行で、事件合計約2億円もの不正利益を得ています。
昨今、消費税還付の犯行が多く、模倣犯が出やすい事件です。
被告人は実務作業担当者ですが、不正を理解した上で行っていた。
この犯行に不可欠かつ重要な役割で、報酬も主犯の黒田に次いで2番目に多い。
よって、懲役2年、罰金2700万円を求刑します。
弁護側
主犯に命じられたまま行っていただけなので、役割は従犯的です。
また、神戸税関の職員も真贋判定をしなかったという落ち度がありました。
職員が気付けば犯行を防ぐことができた事件です。
今後はちゃんと仕事をして返済すると約束しているので、
執行猶予をつけてくれませんか?
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかりますが、
被告人は”何もありません”と答え、終了。
最終審議だったらしく、次回判決と告知されます。
で、すでに判決は出たはずなのですが、残念ながら仕事始めちゃったので見れていません。
ネットで検索しても出てきませんでしたが、
共犯者の判決が実刑であったらしい記事のなごり(=グーグルさんのキャッシュ)がありましたので、
おそらくこの被告人も実刑だったのでしょう。
金額的に結構大きいので、おそらく主犯の判決結果はどこかに出ると思いますので、
しばらくは神戸新聞辺りをちょこちょこチェックしてみようかと思います。
******************
事件が難しくて私の頭では理解し切れてないので、
わかりにくいレポで申し訳ありません。
色々と勉強になります。
難しいけど、面白い!
ちなみにこの法廷は多少時間オーバーしていたため、
検察側の論告求刑の最中に次の件の検察官が入ってきて私の隣に座りました。
ちょっ…、そこ座るの?やめてよ!むっちゃメモしにくいやんか~!!
ちなみになぜ検察官だと分かったかというと風呂敷を持っていたからです。
(風呂敷は検察官の必須アイテム!マジで持ってますよ!)
この法廷の次の件は「裁判を傍聴してきた(7)」でレポした無銭飲食した人の件です。
検察官と弁護士は変わりますが、裁判官は引き続きタクシュー似の裁判官。
全く休憩する時間のないまま、審議が始まりました。
なので、無銭飲食のおっちゃんの時に厳しい言葉を掛けた時に
”忙しいのに馬鹿なことすんなよな!”って絶対思ってるよ、とか思ってしまいました。
裁判官忙しすぎ!!
こんなに忙しいと適切な判決を下すのが難しくなっちゃわないかな~と心配になります。
え~、長々と6件の公判をレポして参りましたが、
就職して平日の傍聴が出来なくなったため、傍聴記はおそらくこれでおしまいです。
ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました。
逆転裁判にハマっただけの完全素人の上、文章力も無いので
非常に読みにくかったり、認識がおかしかったりするところが多々あったと思います。
かなり自己満足のためのレポでしたが、
少しでも裁判に関心を持っていただけたら嬉しいです。
それではどうもありがとうございました!
まずはこの下のブログをご覧下さい。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
■検察からの尋問
※順を追ってではなく、ピンポイントで質問をしていく検事さんだったので、
いまいち全体像が把握できていない部分があります。
通関手続きの際に本物のダイヤの中に人工ダイヤを紛れ込ませていた
という話が出てきます。
そしてそれがバレることなく通過できてしまっていたそうです。
被告人によると真贋チェックをすれば天然か人工かはプロじゃなくてもすぐにわかるそうです。
ちなみに、人工ダイヤ=キュービックジルコニアです。(他の流れの時に言っていました)
キュービックジルコニアって、確かにダイヤに似てますけど、
何となく違うのわかりますよね。(お値段は確実に大きく違う)
なんでバレへんねん!と思いましたが、
なんと通関の職員は”数を数えただけ”だったそうです。
最初は他の共犯者からの指示であったとはいえ、
通関職員が真贋チェックをしていないことを知っていたため、
何度も紛れ込ませていたそうです。
また、国内の架空取引なども行い、
結局国税庁の査察が入ってバレるまで3年半行い続けたそうです。
検察は最後に共犯者との人間関係を確認し、
確かに行き詰っていた時に誘われ流されてしまったとはいえ、
共犯者に弱みを握られていた訳ではないのに3年半も行っていたということは
十分自らの意思で動いた結果であり、被告人に責任がある
というようなことを言って、尋問が終了しました。
さて、ここで重要な問題に気付きませんか?
前回の逮捕時に出た新聞記事にもかかれてませんが、
これって”偽装”ですよね?
いや、私頭悪いんで勘違いなら指摘して下さい。
でもこの検事さんの尋問って、消費税の不正還付ではなく、
それとは別件でダイヤを偽装して取引したということを明らかにするためですよね?
…食品だけでなく、ここでも偽装が行われていたようです。
そして通関職員がチェックをきちんと行っていなかったということがわかりました。
どうなってるの、この国?もっと他にもいっぱいあるんちゃうの?
大丈夫???
…もちろん悪いのは被告人達なんですけど、
通関職員も問題大アリですよね!
書類も商品も偽装されたニセモノなのに3年半も気付かなかったって…。
ちょっと怠慢過ぎやしませんか?!
公務員…ってことは私の払った税金が
彼らのお給料として支払われてる可能性があるってことですよね!
ム、ムカツク!ちゃんと仕事しろ~!!
私なんか選挙権も無いのに、税金だけはたっぷり支払わなくちゃならないってのに!
(日本国籍持ってないので。義務はあるのに権利は無い…)
ほんま真面目に働いて!
■論告求刑
検察側
約3年半もの犯行で、事件合計約2億円もの不正利益を得ています。
昨今、消費税還付の犯行が多く、模倣犯が出やすい事件です。
被告人は実務作業担当者ですが、不正を理解した上で行っていた。
この犯行に不可欠かつ重要な役割で、報酬も主犯の黒田に次いで2番目に多い。
よって、懲役2年、罰金2700万円を求刑します。
弁護側
主犯に命じられたまま行っていただけなので、役割は従犯的です。
また、神戸税関の職員も真贋判定をしなかったという落ち度がありました。
職員が気付けば犯行を防ぐことができた事件です。
今後はちゃんと仕事をして返済すると約束しているので、
執行猶予をつけてくれませんか?
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかりますが、
被告人は”何もありません”と答え、終了。
最終審議だったらしく、次回判決と告知されます。
で、すでに判決は出たはずなのですが、残念ながら仕事始めちゃったので見れていません。
ネットで検索しても出てきませんでしたが、
共犯者の判決が実刑であったらしい記事のなごり(=グーグルさんのキャッシュ)がありましたので、
おそらくこの被告人も実刑だったのでしょう。
金額的に結構大きいので、おそらく主犯の判決結果はどこかに出ると思いますので、
しばらくは神戸新聞辺りをちょこちょこチェックしてみようかと思います。
******************
事件が難しくて私の頭では理解し切れてないので、
わかりにくいレポで申し訳ありません。
色々と勉強になります。
難しいけど、面白い!
ちなみにこの法廷は多少時間オーバーしていたため、
検察側の論告求刑の最中に次の件の検察官が入ってきて私の隣に座りました。
ちょっ…、そこ座るの?やめてよ!むっちゃメモしにくいやんか~!!
ちなみになぜ検察官だと分かったかというと風呂敷を持っていたからです。
(風呂敷は検察官の必須アイテム!マジで持ってますよ!)
この法廷の次の件は「裁判を傍聴してきた(7)」でレポした無銭飲食した人の件です。
検察官と弁護士は変わりますが、裁判官は引き続きタクシュー似の裁判官。
全く休憩する時間のないまま、審議が始まりました。
なので、無銭飲食のおっちゃんの時に厳しい言葉を掛けた時に
”忙しいのに馬鹿なことすんなよな!”って絶対思ってるよ、とか思ってしまいました。
裁判官忙しすぎ!!
こんなに忙しいと適切な判決を下すのが難しくなっちゃわないかな~と心配になります。
え~、長々と6件の公判をレポして参りましたが、
就職して平日の傍聴が出来なくなったため、傍聴記はおそらくこれでおしまいです。
ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました。
逆転裁判にハマっただけの完全素人の上、文章力も無いので
非常に読みにくかったり、認識がおかしかったりするところが多々あったと思います。
かなり自己満足のためのレポでしたが、
少しでも裁判に関心を持っていただけたら嬉しいです。
それではどうもありがとうございました!
本日判決が出たはずですので、飛ばしていた公判の傍聴記を書きます。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
前回の傍聴記でこの公判は新聞記者っぽい人がいてた
ということを書きましたが、ググってたら逮捕時の記事が出てきましたので、
事件の概要はこちらをご覧下さい。
【事件概要】
消費税2億円を不正還付、宝石商ら5人逮捕 神戸地検
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080214/crm0802141122010-n1.htm
”消費税法・地方税法違反”ではいまいちピンときませんが、
巨額の不正還付事件です。
5人で2億円ですよ!そりゃ新聞記者も傍聴しますよね。
私が傍聴したのは主犯の黒田氏ではなく、
共犯者の最終尋問です。
(プライベートなお話が出てくるので一応名前は伏せておきます)
■弁護士からの尋問
まずは弁護士からの尋問です。
傍聴している時は上記の事件を把握していませんでしたので、
以下は無知な状態、聞いたままで記載していきます。
弁護士から被告人が宝石商として独立してから現在までの財政状況についての質問がなされます。
それによると、1995年(阪神大震災の年!)に開業。
最初はまずまずだったものの、徐々に売上が落ちていき、
月10万円ほどの収入しか得られなくなり、500万円の借金をするようになってしまいます。
自分の収入だけでは生活できなくなった中で、
長男が交通事故を起こし、重症。100万円が必要となります。
お金に困っていたところに主犯の黒田氏から税金の不正還付の話があり、
以降約3年半に渡り、共犯として通関の手続きを行う等して税金の不正還付を受けてきました。
加担して得た利益は約2800万円!
現在は自主廃業して、他の仕事(建築業)に従事しています。
とのことでした。
観念したような感じで淡々と説明していきます。
ちなみにこの公判の裁判官は例によってタクシュー似の方だったのですが、
尋問中妙にキョロキョロしてました。(思わずメモしちゃうぐらい
なお現在働いている会社からは現在の被告人の立場を理解した上で
正社員として採用するという話をもらっているそうです。
すごいですね。
温情ある判決がもらえれば普通に就職して国税庁に返金していきますと
言っていましたが、確かにこの被告人なら真面目に返金しそうな気がします。
被告人は真面目でこつこつ頑張るタイプだけど
小心で流されやすいタイプに見えます。
最後にこれまで前科がなく、酒・タバコ・ギャンブル等もしないことを確認。
流されていたとはいえ、自分の責任は重いと思う
という反省の言葉で弁護側からの尋問が終わります。
**************
長くなりましたので、検察側の尋問はまた書きます。
たまたま入った法廷がコレで思いのほか大きな事件だったので、
傍聴中、どんどん興奮していきました。
■消費税法・地方税法違反 のケース
★被告人尋問
被告人:初老の宝石商の男性。後ろ姿が福田元首相っぽい。
罪状:消費税法・地方税法違反
前回の傍聴記でこの公判は新聞記者っぽい人がいてた
ということを書きましたが、ググってたら逮捕時の記事が出てきましたので、
事件の概要はこちらをご覧下さい。
【事件概要】
消費税2億円を不正還付、宝石商ら5人逮捕 神戸地検
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080214/crm0802141122010-n1.htm
”消費税法・地方税法違反”ではいまいちピンときませんが、
巨額の不正還付事件です。
5人で2億円ですよ!そりゃ新聞記者も傍聴しますよね。
私が傍聴したのは主犯の黒田氏ではなく、
共犯者の最終尋問です。
(プライベートなお話が出てくるので一応名前は伏せておきます)
■弁護士からの尋問
まずは弁護士からの尋問です。
傍聴している時は上記の事件を把握していませんでしたので、
以下は無知な状態、聞いたままで記載していきます。
弁護士から被告人が宝石商として独立してから現在までの財政状況についての質問がなされます。
それによると、1995年(阪神大震災の年!)に開業。
最初はまずまずだったものの、徐々に売上が落ちていき、
月10万円ほどの収入しか得られなくなり、500万円の借金をするようになってしまいます。
自分の収入だけでは生活できなくなった中で、
長男が交通事故を起こし、重症。100万円が必要となります。
お金に困っていたところに主犯の黒田氏から税金の不正還付の話があり、
以降約3年半に渡り、共犯として通関の手続きを行う等して税金の不正還付を受けてきました。
加担して得た利益は約2800万円!
現在は自主廃業して、他の仕事(建築業)に従事しています。
とのことでした。
観念したような感じで淡々と説明していきます。
ちなみにこの公判の裁判官は例によってタクシュー似の方だったのですが、
尋問中妙にキョロキョロしてました。(思わずメモしちゃうぐらい
なお現在働いている会社からは現在の被告人の立場を理解した上で
正社員として採用するという話をもらっているそうです。
すごいですね。
温情ある判決がもらえれば普通に就職して国税庁に返金していきますと
言っていましたが、確かにこの被告人なら真面目に返金しそうな気がします。
被告人は真面目でこつこつ頑張るタイプだけど
小心で流されやすいタイプに見えます。
最後にこれまで前科がなく、酒・タバコ・ギャンブル等もしないことを確認。
流されていたとはいえ、自分の責任は重いと思う
という反省の言葉で弁護側からの尋問が終わります。
**************
長くなりましたので、検察側の尋問はまた書きます。
たまたま入った法廷がコレで思いのほか大きな事件だったので、
傍聴中、どんどん興奮していきました。
次に傍聴した裁判はちょっとデリケートな問題を孕んでいることに気付いたので、
判決が出る29日まではここには記載しないことにします。
新聞記者っぽい方が数名傍聴していたし、
他の共犯者の裁判がまだあるようでしたので。
ということで他の件の傍聴記です。
■詐欺罪のケース
★新件
被告人:中年男性
罪状:詐欺罪
ようやく念願の新件が見れました!
※新件:今日が初公判のもの。一からなので分かりやすいらしいのデス。
以前も見たタクシュー似の裁判官が担当です。
検事は普通の神経質そうな人ですが、弁護士は若い!
私と同い年ぐらいかな?男前ではないけど、雰囲気が妻夫木に似ている気がします。
■冒頭陳述
まずは検察側から。
被告人は某飲食店にてお金のあるフリをして副店長をだまし、
普通に飲食して6800円相当を無銭飲食した
ということで起訴されました。
…詐欺罪?
ん…、まあ副店長を騙したということは詐欺なのか…な…?
罪状のイメージと実際の起訴事実のイメージがかけ離れた裁判って多いな~。
起訴内容を確認したところで、裁判官から被告人へ黙秘権の説明が入ります。
次は弁護側から。
公訴事実は争わないけど、現在無職だし、所持金1万円しかないし、
昼間は試食コーナー回って空腹を誤魔化してたんだから、
その辺考慮してよ!みたいなこと言ってました。
■証拠品の確認⇒採用可否
検察側から証拠品全ての説明が入ります。
弁護側も全ての証拠品の採用を認めたので説明だけでサクサク進みます。
ここで不同意だと証拠品として認められません。
私が最初に傍聴した裁判では大半の証拠品が不同意でした。
(無罪を主張してたからだと思いますが)
証拠品として提出されたのはお店からの被害届けの他、
被告人の当時の所持金が71円だったというような
いかにお金のない状態だったかを示す内容と、
傷害や恐喝・公務執行妨害などで前科があるということでした。
■弁護士からの尋問
弁:なんでお金ないと分かっていてお店に入ったのですか?
被:知り合い呼んだらなんとかなるかなぁ~と思って。
弁:実際に知り合いを呼んだんですか?
被:3人に電話して1人は電話に出たけど、断られた。
だからその後店に戻って事情を説明して、後日払うからと言った。
そしたら身分証明書の提示を求められたけど、
10日ほど前に財布落としたから身分を証明するものがなかった。
そこでお店側から警察に通報された。
弁:電話はどこで掛けたのですか?
被:店を出て、外で掛けた。
弁:電話を掛けに外に出た時とか警察が来るまでの間に
逃げようとは思わなかったのですか?
(私もそれむっちゃ思った。なんで逃げれる状態なのに逃げないのか?)
被:逃げるということは頭になかったので、警察が来ると言われても
大人しく待った。
刑事事件は2度としまいと思っていたけど、浅はかだった。
とまあ、こんな感じで聞けば聞くほど被告人の浅はかさのわかる内容でした。
お前、いい年してなんやねん!それは!
その他、社会復帰したらどうしますか?という質問に対して
店には謝罪して料金を支払って、
退職した会社(依願退職)に復職願いを出そうかと思ってますと言っていました。
ちなみに逮捕後、父親が身の回りのものを持って面会に来てくれたそうです。
ええ年してんねんから、親に心配掛けるなよ…。
最後に”二度としないと誓えますか?”と問われ、”はい”とむっちゃええ声で誓ってましたが、
何か話し方とか、やってることとか、何もかもがカルいんですよね、この被告人。
初めて会った人なのに、この人またやりそうと思ってしまう調子のよさでした。
■検察側からの尋問
検:他の店でも無銭飲食してるね?(やっぱり!そうじゃないかと思った!)
他の店には後日でも代金を支払った?
被:支払うつもりだったけど、その前に捕まったからまだ支払ってません。
検:財布には71円しかなかったのに、具体的に返済予定はあったん?
被:アテはありません。
検:これからもお父さんを頼るん?
もうお年でしょ?いつまでもお父さんを頼れないと思うけど、
他に頼れる人いるん?
と妙にラフな口調で尋問していく検察官。
前の会社に確認したところ行状があんまりよくなかったと言ってたから、
前の会社に復職するのは無理やと思うよ~、
真面目に働く気、あるの?と結構キビシイ。
忙しいのに、くだらん事件起こすなよ!と思いながら尋問してたと思われます。
■裁判官から
最後に裁判官から質問です。
裁:46歳なのに繰り返し警察沙汰になってますね。家族は何て言っているのですか?
被:妹からは親の面倒は私が見るから、縁を切ってと言われてます。
えっ!被告46歳!若く見える…っていうか46歳のわりにやたらカルい。
ずっとフラフラしているからか?
妹さんは相当腹に据えかねてるんでしょうね。そりゃそうか。
裁:恥ずかしくないんですか?いつまでも親不孝して。
自己分析も反省も出来ているのに、繰り返してますね。
次は無いと分かってますか?
タクシュー似の裁判官、30代後半っぽく見えるのですが、
厳しいな!検察官よりも厳しいよ!
そりゃ、忙しい中でこんな奴に時間割いてらんないですよね!
だってこの日だけで5件の裁判抱えてらしたもの!
ちょっと忙し過ぎませんか?
以上で審理は終わりだそうです。
まぁ、単純な事件ですものね。
でも次回判決って、これ簡易裁判だったのかしら?刑事事件ファイルの中にあったのにな~。
■論告求刑
検察側
金額的には比較的軽微とはいえ、前科もあるし、再犯のおそれが高い。
懲役1年を求刑します。
仮に執行猶予がつくならば、専門家の意見に基づき見るべきだと思うので、
保護観察付きにすべきだと思います。
弁護側
素直にお金持ってないと言って食い逃げしなかったから、
執行猶予付けてよ
とまあ、まとめるとこんな感じでした。
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかります。
被告人、大声でむっちゃハキハキと発言します。
2ヶ月間の拘束中、国と県からのお金で食事を出してもらって感謝してます。
この年で自分でも何をやっているんだと思います。
2度としないと誓います。
…あかんよ!またやりそうだよ、この人。
捕まった方が寝食確保できていいや★とか思ってそうだよ…。
そんな感じで私の傍聴は終了しました。
もうそうそう平日休みなんて取れないよな~。
残念だわ。
帰り際、罪状の確認をしようとして法廷の前に張ってある紙(予定表)を確認しようとしたら、
妻夫木似の弁護士さんと超至近距離になってドキドキでした。
近くで見た方が男前…っていうか、近すぎる!
あ~、びっくりした!
やっぱりこの人新人さんかな?
とりあえずこの件は単純だし、お前ちょっとやっとけや!
って感じで任されたのかしら?
裁判官と検察官が”この忙しいのにアホなことしやがって~!”って感じだったのに対して、
一生懸命被告人の事情を伝えようとしてたのが
何だか可愛らしかったのです♪
判決が出る29日まではここには記載しないことにします。
新聞記者っぽい方が数名傍聴していたし、
他の共犯者の裁判がまだあるようでしたので。
ということで他の件の傍聴記です。
■詐欺罪のケース
★新件
被告人:中年男性
罪状:詐欺罪
ようやく念願の新件が見れました!
※新件:今日が初公判のもの。一からなので分かりやすいらしいのデス。
以前も見たタクシュー似の裁判官が担当です。
検事は普通の神経質そうな人ですが、弁護士は若い!
私と同い年ぐらいかな?男前ではないけど、雰囲気が妻夫木に似ている気がします。
■冒頭陳述
まずは検察側から。
被告人は某飲食店にてお金のあるフリをして副店長をだまし、
普通に飲食して6800円相当を無銭飲食した
ということで起訴されました。
…詐欺罪?
ん…、まあ副店長を騙したということは詐欺なのか…な…?
罪状のイメージと実際の起訴事実のイメージがかけ離れた裁判って多いな~。
起訴内容を確認したところで、裁判官から被告人へ黙秘権の説明が入ります。
次は弁護側から。
公訴事実は争わないけど、現在無職だし、所持金1万円しかないし、
昼間は試食コーナー回って空腹を誤魔化してたんだから、
その辺考慮してよ!みたいなこと言ってました。
■証拠品の確認⇒採用可否
検察側から証拠品全ての説明が入ります。
弁護側も全ての証拠品の採用を認めたので説明だけでサクサク進みます。
ここで不同意だと証拠品として認められません。
私が最初に傍聴した裁判では大半の証拠品が不同意でした。
(無罪を主張してたからだと思いますが)
証拠品として提出されたのはお店からの被害届けの他、
被告人の当時の所持金が71円だったというような
いかにお金のない状態だったかを示す内容と、
傷害や恐喝・公務執行妨害などで前科があるということでした。
■弁護士からの尋問
弁:なんでお金ないと分かっていてお店に入ったのですか?
被:知り合い呼んだらなんとかなるかなぁ~と思って。
弁:実際に知り合いを呼んだんですか?
被:3人に電話して1人は電話に出たけど、断られた。
だからその後店に戻って事情を説明して、後日払うからと言った。
そしたら身分証明書の提示を求められたけど、
10日ほど前に財布落としたから身分を証明するものがなかった。
そこでお店側から警察に通報された。
弁:電話はどこで掛けたのですか?
被:店を出て、外で掛けた。
弁:電話を掛けに外に出た時とか警察が来るまでの間に
逃げようとは思わなかったのですか?
(私もそれむっちゃ思った。なんで逃げれる状態なのに逃げないのか?)
被:逃げるということは頭になかったので、警察が来ると言われても
大人しく待った。
刑事事件は2度としまいと思っていたけど、浅はかだった。
とまあ、こんな感じで聞けば聞くほど被告人の浅はかさのわかる内容でした。
お前、いい年してなんやねん!それは!
その他、社会復帰したらどうしますか?という質問に対して
店には謝罪して料金を支払って、
退職した会社(依願退職)に復職願いを出そうかと思ってますと言っていました。
ちなみに逮捕後、父親が身の回りのものを持って面会に来てくれたそうです。
ええ年してんねんから、親に心配掛けるなよ…。
最後に”二度としないと誓えますか?”と問われ、”はい”とむっちゃええ声で誓ってましたが、
何か話し方とか、やってることとか、何もかもがカルいんですよね、この被告人。
初めて会った人なのに、この人またやりそうと思ってしまう調子のよさでした。
■検察側からの尋問
検:他の店でも無銭飲食してるね?(やっぱり!そうじゃないかと思った!)
他の店には後日でも代金を支払った?
被:支払うつもりだったけど、その前に捕まったからまだ支払ってません。
検:財布には71円しかなかったのに、具体的に返済予定はあったん?
被:アテはありません。
検:これからもお父さんを頼るん?
もうお年でしょ?いつまでもお父さんを頼れないと思うけど、
他に頼れる人いるん?
と妙にラフな口調で尋問していく検察官。
前の会社に確認したところ行状があんまりよくなかったと言ってたから、
前の会社に復職するのは無理やと思うよ~、
真面目に働く気、あるの?と結構キビシイ。
忙しいのに、くだらん事件起こすなよ!と思いながら尋問してたと思われます。
■裁判官から
最後に裁判官から質問です。
裁:46歳なのに繰り返し警察沙汰になってますね。家族は何て言っているのですか?
被:妹からは親の面倒は私が見るから、縁を切ってと言われてます。
えっ!被告46歳!若く見える…っていうか46歳のわりにやたらカルい。
ずっとフラフラしているからか?
妹さんは相当腹に据えかねてるんでしょうね。そりゃそうか。
裁:恥ずかしくないんですか?いつまでも親不孝して。
自己分析も反省も出来ているのに、繰り返してますね。
次は無いと分かってますか?
タクシュー似の裁判官、30代後半っぽく見えるのですが、
厳しいな!検察官よりも厳しいよ!
そりゃ、忙しい中でこんな奴に時間割いてらんないですよね!
だってこの日だけで5件の裁判抱えてらしたもの!
ちょっと忙し過ぎませんか?
以上で審理は終わりだそうです。
まぁ、単純な事件ですものね。
でも次回判決って、これ簡易裁判だったのかしら?刑事事件ファイルの中にあったのにな~。
■論告求刑
検察側
金額的には比較的軽微とはいえ、前科もあるし、再犯のおそれが高い。
懲役1年を求刑します。
仮に執行猶予がつくならば、専門家の意見に基づき見るべきだと思うので、
保護観察付きにすべきだと思います。
弁護側
素直にお金持ってないと言って食い逃げしなかったから、
執行猶予付けてよ
とまあ、まとめるとこんな感じでした。
最後に被告人に何か言いたいことありますか?と裁判官から声がかかります。
被告人、大声でむっちゃハキハキと発言します。
2ヶ月間の拘束中、国と県からのお金で食事を出してもらって感謝してます。
この年で自分でも何をやっているんだと思います。
2度としないと誓います。
…あかんよ!またやりそうだよ、この人。
捕まった方が寝食確保できていいや★とか思ってそうだよ…。
そんな感じで私の傍聴は終了しました。
もうそうそう平日休みなんて取れないよな~。
残念だわ。
帰り際、罪状の確認をしようとして法廷の前に張ってある紙(予定表)を確認しようとしたら、
妻夫木似の弁護士さんと超至近距離になってドキドキでした。
近くで見た方が男前…っていうか、近すぎる!
あ~、びっくりした!
やっぱりこの人新人さんかな?
とりあえずこの件は単純だし、お前ちょっとやっとけや!
って感じで任されたのかしら?
裁判官と検察官が”この忙しいのにアホなことしやがって~!”って感じだったのに対して、
一生懸命被告人の事情を伝えようとしてたのが
何だか可愛らしかったのです♪