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2つ目の法廷

■今度は落ち着いて見学

15:30~の法廷は先ほどよりも大きく傍聴席が45席。
なんかスーツ姿の人がちらほら。
あ、さっきの大学生がチラチラ覘いてる。
ほらほら、入っておいで。と念を送っていたら
入ってきて近くの席に座りました。
部外者オーラを嗅ぎ取ったな…(笑)


裁判官が入ってきて起立・礼をして公判開始です。
あれ?さっきは起立・礼なんてなかったぞ。
被告人は?と思ったら最初から被告人席に座っていた人がその人のようです。
さっきと違って刑務官が付き添っていないから
わからなかったや。
なんで?危なく無さそうだから?

今回は確か業務上過失傷害だったはず。
何か怖そうなおじさんをイメージしてたのですが、
妙に堂々としていて貫禄があって、
IT企業の重役っぽい脂ぎった”仕事できるぜ”オーラが漂っています。
…傍聴に来ているスーツさん達は部下か?
う~ん、この社会性も良識も持ち合わせてそうな人に”業務上過失傷害”のイメージはないぞ!

でも前科があるとか言ってます。しかも交通前科。
はぁ?と思っていたら、論告が始まると疑問が解消しました。

論告によると被告人の乗った車が玉突き事故を起こし、怪我人が出たようです。
仕事中の玉突き事故で”業務上過失”になるんや。
なるほどね。それなら理解できる。
しかも交通前科はスピード違反でした。
うん。なんか納得。
”オレがルールブックだ!”とか言いそうな雰囲気あるし、スピード違反ぐらいはやってそうだ。
(印象を伝えるため、敢えて偏見を交えたままお伝えしてます)

今回の公判の内容はその玉突き事故の原因が被告人の運転であるかどうかの
証拠(というか専門家による検証)の確認のようです。
前回弁護人から提出された検証書類の矛盾点を、
検察側の他の専門家の見解を元に論破していきます。
(なんか計算結果を色々言うてはりますが、数字に疎い私には意味不明。
証拠品から当時の運転スピードを割り出して・・・みたいなことをしているよう。
大変だ!)
最後に懲役3ヶ月を求刑しましたよ。

…っていうか、玉突き事故とはいえ、これって交通事故でしょ?
傷害といっても軽症みたいだし、
そもそも刑事事件として裁判することなん?
事件の概要がわかってからずっと疑問。まだ解消されず。

検察側の論告を受けて、次は弁護士の側です。
よっしゃ!熱いバトルが始まるか?
と思いきや、なんかこの弁護士の発言が要領を得ません。
弁)今制作中の書類でこういうこと主張しようと思っているんですけど…
裁)うんうん、それで?
弁)それでそもそも事実が違うというか、被告人は無実です
(ん?さっきの話とかみ合ってない気がする…)
裁)それは何故?
弁)それを作成中の書類で書こうと思うので、次回よろしくお願いします。
(え…。次回???)
裁)それは今発言できない内容なのですか?
弁)え、出来ますけど、次の公判で…
裁)要点だけで結構ですので、今発言してください
とまぁ、なんかこんな感じでやたら次回に持っていこうとする。
裁判官、途中思いっきり眉をしかめてたで!
何がしたいんかようわからん!単なる準備不足なのでは?と思わず思っちゃいます。
弁護士さん、ボソボソしゃべるし、なんかイマイチっぽいよ。

結局、玉突き事故の原因は被告人ではなく、他の車であり、
傷害を追った人の車(3車目か4車目の衝突っぽい)への原因は
被告人の車なのか他の車なのかわかんないやん!
因果関係がはっきりしないから無罪やで!
ということを主張したかったようです。次回の公判で。
同時傷害というらしいですが、なんか詭弁っぽいなぁと思わず思ってしまいました。
ううん。

結局そうなると争点が変わってくるので
いずれにしろ弁護人の弁論を次しましょうということで終わっちゃいました。
検察側は特に準備すべきものはないとか言ってたようなので、
やっぱり弁護側の準備不足なんじゃないかと勘ぐってしまう…。




こちらも何か不完全燃焼のままおわっちゃったな…。
ま、仕方ないか。


■まとめ

裁判に関する資料を読んでもなかなか理解できなかったのに、
実際に傍聴してみると意外と理解できました。
傍聴後に改めて資料を読むと理解しやすくなるし、
やっぱり一度傍聴されてみることをオススメします。
勇気はいりますが、全然ちがいますよ。

今回傍聴した2件は両方とも無罪を主張するというレアケース?でした。
事前リサーチでは検察官は怖いとのことでしたが、なんかフツーのおじさんばかりでした。
”人のフリみて我がフリなおせ”というか、裁判の傍聴を通して
自分の生活の落とし穴を見直すことが出来そうな気がしました。
敷居の高い裁判所も公判が始まったらこっちのものだとわかったし、
きっとまた傍聴にいくと思います。

ところで1つだけ”非公開裁判”があったんですけど、
一体中で何の裁判があったんでしょう?
法廷の扉には中を覗き込める窓があったのですが、
そこだけ紙でふさがれてました。
基本的に公開されているものなのに…。
むっちゃ気になる…!!!

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李花のオタ日記。気になったことにはツッコミを入れずにおれません。現在「FF5」「幻想水滸伝」「逆転裁判」のキャラトークを連載中。
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